Rails歴が長い人でも、意外とmigrationの追加用のコマンドを覚えていられず、毎回調べていているので、実装で使ったもの・使いそうなものを少しずつ追加しています。
この記事は定期的に内容が追加される予定です。
よく使うパターン
空のマイグレーションファイルを作成する
以下のように、マイグレーションの名前を指定しながらrails generate コマンドを入力します。
% rails g migration AddXXXXsToSomeRecords
特定の型のカラムを既存のテーブルに追加する
以下のようにコマンドでカラムと型を指定する(YYY はテーブル名)か、
$ rails g migration AddXXXXToYYY カラム名:データ型
あるいは、空のマイグレーションファイルを作った後、次のように、直接、change メソッド内にadd_column メソッドを記載します。
class AddXXXXsToSomeRecords < ActiveRecord::Migration def change add_column :some_records, :column_name, :string end end
ときどき使うパターン
既存のテーブルに、カラム名からは参照先を自動的に推定できない外部キーを追加する
some_master_records というテーブルがある前提で、別のsome_transaction_records テーブルにdefault_some_master_record_id というカラムを追加して、そのカラムを使ってsome_master_records テーブルを参照したい場合に使います。
やり方はいくつかあると思いますが、筆者が使うのは、以下です。
その後、以下のようにadd_reference メソッドにforeign_key オプションを指定し、そのオプションの中でto_table を指定します。
class AddXXXXsToSomeTransactionRecords < ActiveRecord::Migration def change add_reference :some_transaction_records, #カラムを追加したいテーブル :default_some_master_record, #これでdefault_some_master_record_idカラムが作られる { foreign_key: {to_table: :some_master_records} } end end
これで、some_transaction_records テーブルに、default_some_master_record_id カラムが追加され、some_master_records テーブルへの外部キー制約も作られます。
なお、この場合、ActiveRecordのモデルクラス(SomeTransactionRecord クラス)にも参照に使う外部キーと参照先のモデルの設定が必要になります(この記事での説明は省略します)。
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